タイトル「2024年度学部」、フォルダ「2024年度学部 - 文芸
シラバスの詳細は以下となります。
科目ナンバー    
科目名   伝記論(4単位)  
担当教員   岩崎 純一  
対象学年   4年   クラス   01クラス  
単位区分   選択   開講学期   通年  
単位数  
授業形態   講義  
メディア授業科目    
備考1    
備考2    
サブタイトル  
授業のテーマ 伝記および伝記的性格を有する様々な文芸・著作物を観察・批評する。  
履修条件 受講を希望する学生は必ず第1回目のガイダンスを受けて下さい。(録画するので、履修登録前ならいつでも視聴可。)  
授業のねらい(到達目標) 国家の伝記・国史・正史(『古事記』、『日本書紀』、神話、歴史書)、哲学者などの伝記・自伝(日藝創設者・松原寛やニーチェ)、無名の個人の伝記・自伝(日記、エッセイ、紀行文、履歴書)を扱い、事績の創作・脚色・誇張表現の錯綜と意義を観察する。
事実の列挙にとどまらず、自らの生涯や歴史の記録に虚実を混在させようとする我々の人間心理の面白さを知ってもらい、人間論・人間学としての伝記論をも考える。  
授業の方法 基本的に対面授業とし、出欠確認を行う。
状勢の変化や受講人数により必要回のみメディア(オンライン)授業、Google Classroomで案内。
(1) 次の授業前(前回終了後)にClassroomに予習資料や小レポート課題を掲載する。資料を読み、課題を提出しておくこと。
(2) 授業当日、講義形式で行う。小レポート回の場合は、総評・合評も行う。
(個別の事情で参加できない学生がいる場合に備え、Zoom録画も行う。当該学生は同時双方向型でないが出席扱い。)
(3) 前・後期の内容を総合的に反映した期末レポート課題を、各期の早い時期にClassroomに掲載する。前期は14週目、後期は29週目の授業までに提出すること。  
準備学習の内容 上記「授業の方法」の(1)で示した予習資料の読解や小レポートに取り組むこと。各回に必ず読解資料や小レポートの全てを課すわけではない。予習・復習それぞれにつき60~90分程度を要するものを予定している。  
授業計画
内容内容
1前期ガイダンス
:対面(必要回のみオンライン)での円滑な履修のための調整を行う。機器、ソフト、音声、映像、録音・録画、不安点の解消、簡単な要望受付。また、前期の学習内容を概観する。
16後期ガイダンス
:対面(必要回のみオンライン)での円滑な履修のための調整を行う。機器、ソフト、音声、映像、録音・録画、不安点の解消、簡単な要望受付。また、後期の学習内容を概観する。
2伝記とは何か17伝記・自伝の性格および比較検証
3デジタル時代のオンライン伝記・大学の沿革18国家の自叙伝・武勇伝としての神話・国史・正史 (1)
4松原寛概論
:日芸創設者、実業家、哲学者、宗教学者、伝記作家としての松原寛
19国家の自叙伝・武勇伝としての神話・国史・正史 (2)
5松原寛を読む (1)20国家の自叙伝・武勇伝としての神話・国史・正史 (3)
6松原寛を読む (2)21日本とは何か、正伝が書かれる人々(特別な家柄)とは何か (1)
およびデジタル時代と伝記
7松原寛を読む (3)22日本とは何か、正伝が書かれる人々(特別な家柄)とは何か (2)
およびデジタル時代と伝記
8事績の批評 (1)23日本とは何か、正伝が書かれる人々(特別な家柄)とは何か (3)
およびデジタル時代と伝記
9事績の批評 (2)24日本とは何か、正伝が書かれる人々(特別な家柄)とは何か (4)
およびデジタル時代と伝記
10松原寛を読む (4)25日本とは何か、正伝が書かれる人々(特別な家柄)とは何か (5)
およびデジタル時代と伝記
11松原寛を読む (5)26卑近な伝記文芸としての日記、随筆 (1)
およびデジタル時代と伝記
12自伝・偉人伝としての哲学書27卑近な伝記文芸としての日記、随筆 (2)
およびデジタル時代と伝記
13伝記・自伝の性格および比較検証28卑近な伝記文芸としての日記、随筆 (3)
およびデジタル時代と伝記
14前期総合・まとめ、前期末レポート最終提出29後期総合・まとめ、後期末レポート最終提出
15前期のフィードバック・授業振返り
(この回はオンラインで受講可能な方法を予定)
30後期のフィードバック・授業振返り
(この回はオンラインで受講可能な方法を予定)
教科書 手元に用意する必要はない。全てオンラインで入手・閲覧できるよう、こちらで準備し、Classroomで案内する。
国立国会図書館デジタルコレクション(https://dl.ndl.go.jp/)の資料を存分に活用する予定。  
参考書 手元に用意する必要はない。
但し、旧漢字・旧仮名遣いを含む文献を多用するため、各自で好みの辞典類を持つことは望ましい。(オンライン辞典・ツールの使用でも差し支えない。)
推薦する書籍・辞典やツールは随時Classroomでも紹介する。  
成績評価 前・後期末レポート課題(各25%)、小レポート(50%)の合計点。
前・後期末レポート課題のいずれかまたは両方を未提出の場合、原則「不可」とする。
小レポートの未提出は、必ずしも直ちに「不可」とはならないが、明らかに合計点に影響する。
レポートの点数にさらに、
対面・オンタイムでの参加中・指名時の的確な発言などは評価時に考慮する。
出欠、授業参加態度などの平常点を加味する。  
その他 著作権法上の著作物(文芸・文学)に該当しないいわば非芸術的な日本語文書(法人登記書類、会議議事録、対政府機関文書)の作成など、個性・創造性を全くまたは極力抑えた文書理解・認知作業を他の普段の職務とする教員として、特に文末表現(「~だ・である」と「~思う・考える」)の使い分けなど、伝記読解の方法についても多く触れる予定。
また、和歌の提供(近現代短歌でない古典文法の歌)や楽曲の提供(ピアノ・クラシック、DTM、舞台音楽、電子音楽)などの芸術活動の経験も踏まえ、総合芸術的観点も加味した授業を行う。  
オフィスアワー 質問・相談など以下のメールで随時受付。授業直後にも少々受付、回答する。(対面・メディア授業共に。)  
e-mail junichi.iwasaki@nihon-u.ac.jp  
ナンバリングコード -  
卒業の認定に関する方針(DP) DP3,4  
ナンバリング及びDPについて http://www.art.nihon-u.ac.jp/campuslife/registration/  
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